がん放射線治療における 質の確保に向けた基礎セミナー
2019年度 がん放射線治療における 質の確保に向けた基礎セミナー
2020年1月5日
公益社団法人日本診療放射線技師会
会長 中澤 靖夫
日本診療放射線技師会の事業計画には，「がん放射線治療の均てん化ならびに質の確保・向上に向けた事業を行う」ことがうたわれております．これに基づき，本会広報委員会と放射線治療分科会が合同で，下記の通り「がん放射線治療における質の確保に向けた基礎セミナー」を開催することとなりました．
がん放射線治療の質の確保に必要な基礎知識を中心に，平易に学べる機会にしたいと考えておりますので，多くの診療放射線技師のご参加をお待ちしております．
がん放射線治療の質の確保に必要な基礎知識を中心に，平易に学べる機会にしたいと考えておりますので，多くの診療放射線技師のご参加をお待ちしております．
記
| セミナー名 | 2019年度 がん放射線治療における質の確保に向けた基礎セミナー |
|---|---|
| 日時 | 2020年2月24日（月・振休） 9：50〜開講式（開場9：30） 10：00〜16：00 講義 講義終了後に閉講式を行います |
| 会場 | 公益社団法人日本診療放射線技師会 講義室 〒105-6131 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル31階 |
| 定員 | 先着40人 |
| 対象者 | 診療放射線技師 |
| 申込期限 | 2020年1月10日（金）から2月5日（水）まで ＊定員になり次第，締め切ります． |
| 受講料 | 10,000円 ただし会員は3,000円 |
| プログラム | 開講式（9：50） 10：00〜 １，がん放射線治療における不確かさと有効数字の取り扱いについて 講師：公益財団法人 がん研究会有明病院 津野 隼人 先生 i. 測定と計測の考え方の違いと不確かさの関係 ii.標準偏差・変動係数・標準不確かさ・相対標準不確かさの違い iii.表示分解能と有効桁数による計測結果のハンドリング iv.MU校正を行う際の水吸収線量計測結果の不確かさ算出 ２，がん放射線治療における高エネルギーＸ線のビームデータ取得に必要とされる知識 講師：藤田医科大学 安井 啓祐 先生 i.ビームデータについて ・ビームデータとは ・ビームデータの使用用途 ・ビームデータの測定方法・種類 ii.線量測定の基礎 ・電離箱線量計 ・電位計 ・水ファントム ・固体ファントム iii.スキャンデータについて ・深部線量関数の測定 ・プロファイルの測定 iv.ノンスキャンデータについて ・出力係数の測定 ・Scの測定 ・MLCパラメータの測定 昼食 ３，がん放射線治療における高エネルギーＸ線の吸収線量評価 講師：京都第一赤十字病院 田中 義浩 先生 i.高エネルギーX線における水吸収線量の標準計測法 ・標準計測法12における水吸収線量の評価 ・リファレンス線量計の校正（水吸収線量校正定数の取得） ・線質変換係数の求め方 ・電離箱線量計の表示値に対する各種補正係数の求め方 ii.モニタ線量計の感度校正 ・モニタ線量計の感度校正の仕組みおよび方法 iii.FFFビームの標準計測の検討 ・各報告におけるFFFビーム計測の検討 iv.モニタ線量計の感度校正の実際 ・モニタ線量計の感度校正の手順の紹介（例） ４， がん放射線治療におけるモニタ単位数（MU 値）計算の基礎 講師：兵庫医科大学病院 若山 司 先生 i. モニタ単位数（MU）の計算の概念 ii.MU計算の各種パラメータ ・DMU ・OPF（出力係数） ・散乱線成分の分離評価（Scp，Sc，Sp） ・TMR（組織最大線量比） ・WF（ウエッジファクタ） iii.MU計算例 iv.MU独立検証 ・MU独立検証の重要性 ・MU独立検証の考え方 ５，総合ディスカッション（グループワーク）・質疑応答 総合司会：京都医療科学大学 霜村 康平 先生 チューター：都島放射線科クリニック 辰己 大作 先生 社会医療法人きつこう会 多根総合病院 川守田 龍 （本会放射線治療分科会長） i.講習会内容に関する質疑応答 ii.日頃疑問に思っている事をみんなでディスカッション 閉講式（講義終了後） |
| 申込方法 | JART情報システム内のメニュー「生涯教育・イベント参加のお申し込み」からお申し込みください． |
| 受講料払込 | お申し込み後，払込票をお送り致します．その用紙をご利用の上，受講料を払い込みください．払込票記載の支払期限までにお支払いいただけない場合，自動的にキャンセルとなりますのでご注意ください． |
| 申込に際しての注意事項 | 本セミナーの受講に際しては、事前に「総合ディスカッション」用質問事項の回答をお願いする場合がございます。 |
| 認定単位等 | 「日本放射線治療専門放射線技師認定機構認定単位：2単位」 |
| 本件に関するお問い合わせ | 公益社団法人日本診療放射線技師会 TEL：03-5405-3612 インターネットから http://www.jart.jp/ （トップページの"お問い合わせ"より） |
