診療用放射線の安全利用のための指針モデルとは

公益社団法人 日本診療放射線技師会 会長 上田 克彦
 2019年3月11日に医療法施行規則の一部を改正する省令(平成31年厚生労働省令第21号)が公布され,診療用放射線の安全管理体制整備について2020年4月1日に施行されています.
 このことにより,エックス線装置などを備える全ての病院・診療所は「医療放射線安全管理責任者」を配置すること,医療放射線の安全管理のための指針を策定すること,医療放射線に係る安全管理のための職員研修の実施,放射線診療を受ける者への情報共有,さらに保有する装置により,医療被ばくの線量管理・線量記録を2020年4月1日までに準備することが求められました.
 本会では,「診療用放射線の安全利用のための指針モデル」を作成しました.これは,各病院で策定しなければならない「指針」のひな形として作成したものです.
 本会で開催する医療放射線安全管理責任者講習会にて,このひな形について,及び法令で求められる放射線管理の詳細について解説しています.

 このひな形を公開していますので,各病院でご活用いただければ幸いです.

 なお,指針策定にあたっては,厚生労働省から発出された「診療用放射線の安全利用のための指針策定に関するガイドライン」等を併載していますので、併せてご参照ください.
 20201122版の変更点
 ・日本の診断参考レベル(2020年版)(Japan DRLs 2020)の公開に伴い変更いたしました。
 ・基本的な内容の大きな変更はありません。

 厚生労働省医政局地域医療計画課長通知と診療用放射線の安全利用のための指針策定に関するガイドラインを下記に併載します。
以上 
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