会告(7月) 第10回 日本診療放射線技師会・日本放射線技術学会 公開合同セミナー 「医療機関における患者被ばく線量の管理 ─診療放射線技師の果たす役割─」

生涯学習
2016.07.01
平成28年7月1日

公益社団法人日本診療放射線技師会
公益社団法人日本放射線技術学会

 日本診療放射線技師会と日本放射線技術学会が共同で開催する公開合同学術セミナーは,10 回目を迎えました.本年は「医療被ばく」をテーマに取り上げます.

 平成22年3月に医療被ばく研究情報ネットワーク(Japan Network for Research andInformation on Medical Exposures:J-RIME)が設立され,医療 被ばくにおける診断参考レベル(Diagnostic Reference Levels:DRLs)の国内導入に向けて取り組みを開始しました.昨年6月にJ-RIMEとしてのDRLsがまとまり,国内で標準化されたDRLs策定が実現しました.

 診療放射線技師は最適化の観点から,医療の質を考えながら日々医療被ばくの低減に努めています.さらに患者さんが安全で安心できる放射線診療の提供に努力しています.

 今回のセミナーでは,日本診療放射線技師会と日本放射線技術学会から,DRLsを含め医療被ばくに対して,診療放射線技師はどのような取り組みを行っているのか,それぞれの立場でご講演いただきます.その中で診療放射線技師の果たす役割について理解を深めることができればと考えています.

 本講演会は一般の方もご参加いただけます.多くの皆さまにお集まりいただきますようお願い致します.
 記
テーマ 医療機関における患者被ばく線量の管理 −診療放射線技師の果たす役割−
日時 2016年8月27日(土) 13:30〜16:30
会場 AP東京八重洲通り 
〒104-0031 東京都中央区京橋1-10-10-3 KPP八重洲ビル
参加費 一般:無料  会員:1,000円(事前申込不要)
後援 厚生労働省,医療被ばく研究情報ネットワーク(J-RIME) (後援依頼中)
プログラム 開催あいさつ
 公益社団法人日本診療放射線技師会 会長 中澤 靖夫
 公益社団法人日本放射線技術学会 代表理事 小倉 明夫
基調講演(13:40〜14:40)
「わが国における診断参考レベルの概要−エビデンスベースでの対話に向けて−」
     量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所
       放射線防護情報統合センター 神田 玲子先生

シンポジウム(14:50〜16:30)
「医療機関における患者被ばく線量の管理 −診療放射線技師の果たす役割−」
     司会:JSRT学術委員長 熊本大学大学院 白石 順二
        JART学術担当 愛知医科大学病院 中村  勝
1)診断参考レベル(DRLs)の活用とその問題点について
     NTT東日本関東病院 塚本 篤子(JSRT防護部会長)
                              (JSRT)
2)医療被ばくガイドラインの設定について
     市立横手病院 藤原 理吉(医療被ばく安全管理委員会副委員長)
                              (JART)
3)医療被ばく低減施設認定の取り組みについて
     ベルランド総合病院 鈴木 賢昭(医療被ばく安全管理委員会委員長)
                              (JART)
4)画質を考慮した患者被ばくの管理について
     奈良県立医科大学附属病院 中前 光弘(JSRT撮影部会)
                              (JSRT)
総合討論
 以上
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