ニュース・お知らせ
会告(6月) 平成28年度 第1回 被ばく線量適正化講習会
2016.06.01
平成28年6月1日
公益社団法人 日本診療放射線技師会
会長 中澤 靖夫
ICRPの勧告やIAEAの基本安全基準などの国際的な指針において,診断参考レベル(Diagnostic Reference Level:DRL)が医療放射線防護において診断分野の最適化のツールであるとされている.欧州ではDRLの確立がEU加盟国に求められ,それを受けて各国でDRLを取り入れている.
わが国では,医療被ばく研究情報を共有して関係団体が連携するための組織として,医療被ばく研究情報ネットワーク(Japan Network for Research and Information on Medical Exposures:J-RIME)が2010年3月に設立され,日本診療放射線技師会も参加してきた.J-RIMEはDRLの国内導入に向けて,2014年8月にDRLワーキンググループを立ち上げ,構成団体から委員の派遣を受けてDRL確立に向けて取り組み,2015年6月にはJ-RIMEとしてのDRLを公表した.
今回,J-RIMEの事務局としてわが国のDRLの取りまとめに参画された神田玲子先生に,DRL導入の経緯と概要について基調講演をお願いした.その後,医療被ばく安全管理委員会の佐藤寛之氏から一般透視検査におけるDRL策定について,続いて,5年間にわたりX線装置・CT装置などの被ばく線量測定を行ってこられた札幌医科大学の武田浩光氏に,北海道放射線技師会の取り組みについて講演を頂く.
自施設の医療被ばく線量測定を検討されている事例,市民(患者)から医療被ばくについて質問を受けた事例などを持ち寄り,放射線被ばく線量の適正化についての意見交換を行う講習会としたい.
わが国では,医療被ばく研究情報を共有して関係団体が連携するための組織として,医療被ばく研究情報ネットワーク(Japan Network for Research and Information on Medical Exposures:J-RIME)が2010年3月に設立され,日本診療放射線技師会も参加してきた.J-RIMEはDRLの国内導入に向けて,2014年8月にDRLワーキンググループを立ち上げ,構成団体から委員の派遣を受けてDRL確立に向けて取り組み,2015年6月にはJ-RIMEとしてのDRLを公表した.
今回,J-RIMEの事務局としてわが国のDRLの取りまとめに参画された神田玲子先生に,DRL導入の経緯と概要について基調講演をお願いした.その後,医療被ばく安全管理委員会の佐藤寛之氏から一般透視検査におけるDRL策定について,続いて,5年間にわたりX線装置・CT装置などの被ばく線量測定を行ってこられた札幌医科大学の武田浩光氏に,北海道放射線技師会の取り組みについて講演を頂く.
自施設の医療被ばく線量測定を検討されている事例,市民(患者)から医療被ばくについて質問を受けた事例などを持ち寄り,放射線被ばく線量の適正化についての意見交換を行う講習会としたい.
記
講習会名 | 被ばく線量適正化講習会 |
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開催日時 | 平成28年7月9日(土) 13:00〜17:00 |
開催場所 | 北海道放射線技師会研修センター(札幌市中央区北3条西29丁目3-2) |
定員 | 先着60人 |
対象者 | 診療放射線技師に限る |
受講料 | 3,000円 ただし,会員は2,000円 |
申込方法 | JART情報システム内のメニュー「生涯教育・イベント参加のお申し込み」からお申し込みください. |
申込期限 | 平成28年6月26日(日) |
プログラム | 12:30〜 受付 13:00 司会 医療被ばく安全管理委員会 副委員長 藤原 理吉 13:00〜 開催あいさつ 日本診療放射線技師会 理事 横田 浩 13:10〜 我が国における診断参考レベルの概要 量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所 放射線防護情報統合センター 神田 玲子 14:30〜 一般透視検査にDRLを設定するためには 医療被ばく安全管理委員会 佐藤 寛之 15:00〜 北海道放射線技師会の医療被ばく測定セミナーの取り組み 札幌医科大学附属病院放射線部 武田 浩光 16:10〜 総合討論 17:00〜 閉会あいさつ |
本件に関する問い合わせ | 公益社団法人日本診療放射線技師会 TEL:03-5405-3612 インターネットから http://www.jart.jp/ (トップページの“お問い合わせ”より) |
以上