診療放射線技師法改正に関する法律の一部改正に伴う講習会の受付開始について
─「業務拡大に伴う統一講習会」─

　診療放射線技師法が2014年6月18日に一部改正が行われ、2015年4月1日に施行されました。具体的には、CT・MRI検査等での自動注入器による造影剤の注入、造影剤注入後の針の抜針・止血や、下部消化管検査の実施（肛門にカテーテルを挿入する行為も含めて）、画像誘導放射線治療時の腸内ガスの吸引のためのカテーテル挿入であり、診療放射線技師の業務内容の拡大です。以上の業務を行うための絶対条件として、医療の安全を担保することが求められています。そのため、業務拡大に伴う必要な知識、技能を習得することが努力義務として課せられました。
　日本診療放射線技師会としては、各都道府県において5年間に亘り、業務拡大に伴う統一講習会を実施してきました。本年度は講習会を10回開催する予定でしたが、コロナウイルス感染の影響を鑑みて3回の講習会を中止いたしました。
　開催については慎重に検討し、感染対策を十分に行うとした上で8月から再開する方針といたしました。
　引き続き東京都および大阪府での開催を予定しています。未受講である皆様におかれましては、是非受講していただくようお願い申し上げます。