ニュース・お知らせ
会告(8月)平成29年度 第1回 医療被ばく低減施設認定 取得セミナー
2017.08.01
平成29年8月1日
公益社団法人 日本診療放射線技師会
会長 中澤 靖夫
医療での放射線利用は,正当化と放射線量の最適化が図られていることが大前提ではあるが,2000年代に入り,マルチスライスCTの普及やIVRの急激な進歩に伴いX線利用の機会が増えてきた.IAEAやWHOなどの国連機関やICRPも,さまざまな国際指針を提案し注意喚起を行っている.
本会では,これらの現状と世界的な動向への対応として,放射線利用の正当化と放射線量の最適化および放射線機器の保守管理など,医療安全への配慮,関係法令の順守を実践している施設に対して「医療被ばく低減施設」として認定してきた.この施設認定は平成17年より試行され平成19年からは本施行されており,平成29年8月1日現在で74の施設が認定されている.
受審を前向きに考えている施設の方々へのサポートとして,“実践医療被ばく線量評価セミナー”や“線量適正化講習会”を継続開催しており,本誌でも審査項目の解説を掲載し,認定施設の具体的な取り組み事例の紹介を行ってきた.しかし,未経験の作業には不安も多いとの声を頂いているのも事実である.そこでサーベイヤーが審査事項を深く理解し,審査の透明性と標準化を図るために使用している「審査基準書」を基に,サーベイヤーがどのような視点で審査を進めているのかを,チーフサーベイヤーの方々に解説していただくこととした.
医療被ばく線量の最適化が注目されている昨今では,本施設認定の重要性は増している.医療被ばく低減施設認定の受審をお考えの方々には,ぜひご参加いただきたいと考える.
本会では,これらの現状と世界的な動向への対応として,放射線利用の正当化と放射線量の最適化および放射線機器の保守管理など,医療安全への配慮,関係法令の順守を実践している施設に対して「医療被ばく低減施設」として認定してきた.この施設認定は平成17年より試行され平成19年からは本施行されており,平成29年8月1日現在で74の施設が認定されている.
受審を前向きに考えている施設の方々へのサポートとして,“実践医療被ばく線量評価セミナー”や“線量適正化講習会”を継続開催しており,本誌でも審査項目の解説を掲載し,認定施設の具体的な取り組み事例の紹介を行ってきた.しかし,未経験の作業には不安も多いとの声を頂いているのも事実である.そこでサーベイヤーが審査事項を深く理解し,審査の透明性と標準化を図るために使用している「審査基準書」を基に,サーベイヤーがどのような視点で審査を進めているのかを,チーフサーベイヤーの方々に解説していただくこととした.
医療被ばく線量の最適化が注目されている昨今では,本施設認定の重要性は増している.医療被ばく低減施設認定の受審をお考えの方々には,ぜひご参加いただきたいと考える.
記
講習会名 | 平成29年度 第1回 医療被ばく低減施設認定取得セミナー |
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開催日時 | 平成29年10月15日(日)13:00〜17:00 |
開催場所 | 公益社団法人日本診療放射線技師会 講義室 (東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービル31階) |
定員 | 先着60人 |
対象者 | 診療放射線技師に限る |
受講料 | 6,000円 ただし,会員は2,000円 |
申込方法 | JART情報システム内のメニュー「生涯教育・イベント参加のお申し込み」からお申し込みください. |
申込期限 | 平成29年10月1日(日) |
プログラム | 12:30〜 受付 司会医療被ばく安全管理委員会 副委員長 藤原 理吉 13:00〜 開催あいさつ公益社団法人日本診療放射線技師会 副会長 熊代 正行 13:10〜 特別講演 「医療被ばく低減施設認定取得の意義」 公益社団法人日本診療放射線技師会 副会長 熊代 正行 13:40〜 「第1領域 行為の正当化」チーフサーベイヤー 佐藤 洋一 14:20〜 「第2領域 放射線防護の最適化」チーフサーベイヤー 成田 浩人 15:20〜 質疑応答 17:00〜 閉会あいさつ |
本件に関するお問い合わせ | 公益社団法人日本診療放射線技師会 TEL:03-5405-3612 インターネットから http://www.jart.jp/ (トップページの"お問い合わせ"より) |
以上