ニュース・お知らせ
会告(5月) 平成29年度 第1回 被ばく線量適正化講習会
2017.05.01
平成29年5月1日
公益社団法人 日本診療放射線技師会
会長 中澤 靖夫
ICRPの勧告やIAEAの基本安全基準などの国際的な指針において,診断参考レベル(Diagnostic Reference Level:DRL)が医療放射線防護において診断分野の最適化のツールであるとされている.欧州ではDRLの確立がEU加盟国に求められ,それを受けて各国でDRLを取り入れている.
わが国では,医療被ばく研究情報を共有して関係団体が連携するための組織として,医療被ばく研究情報ネットワーク(Japan Network for Research and Information on Medical Exposures:J-RIME)が2010年3月に設立され,日本診療放射線技師会も参加してきた.J-RIMEはDRLの国内導入に向けて,2014年8月にDRLワーキンググループを立ち上げ,構成団体から委員の派遣を受けてDRL確立に向けて取り組み,2015年6月にはJ-RIMEとしてのDRLを公表した.
被ばく線量の適正化は,放射線診療の専門職種である診療放射線技師にとって必要不可欠であるだけでなく,市民(患者)から医療被ばくについて質問された際の適切な対応も望まれている.今回,医療被ばく安全管理委員会の鈴木賢昭氏にDRLの概要について,続いて,医療被ばく低減施設認定のサーベイヤーであるJCHO船橋中央病院の山本進治氏に,被ばく線量低減の取り組みについてご講演いただく.最後に,群馬県立県民健康科学大学大学院の杉野雅人先生に,低線量被ばくについての特別講演をお願いした.
自施設の医療被ばく線量測定を検討されている事例などを持ち寄り,放射線被ばく線量の適正化についての意見交換を行う講習会としたい.
わが国では,医療被ばく研究情報を共有して関係団体が連携するための組織として,医療被ばく研究情報ネットワーク(Japan Network for Research and Information on Medical Exposures:J-RIME)が2010年3月に設立され,日本診療放射線技師会も参加してきた.J-RIMEはDRLの国内導入に向けて,2014年8月にDRLワーキンググループを立ち上げ,構成団体から委員の派遣を受けてDRL確立に向けて取り組み,2015年6月にはJ-RIMEとしてのDRLを公表した.
被ばく線量の適正化は,放射線診療の専門職種である診療放射線技師にとって必要不可欠であるだけでなく,市民(患者)から医療被ばくについて質問された際の適切な対応も望まれている.今回,医療被ばく安全管理委員会の鈴木賢昭氏にDRLの概要について,続いて,医療被ばく低減施設認定のサーベイヤーであるJCHO船橋中央病院の山本進治氏に,被ばく線量低減の取り組みについてご講演いただく.最後に,群馬県立県民健康科学大学大学院の杉野雅人先生に,低線量被ばくについての特別講演をお願いした.
自施設の医療被ばく線量測定を検討されている事例などを持ち寄り,放射線被ばく線量の適正化についての意見交換を行う講習会としたい.
記
講習会名 | 平成29年度 第1回 被ばく線量適正化講習会 |
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開催日時 | 平成29年7月29日(土)13:00〜17:00 |
開催場所 | 中野サンプラザ(研修室5+6) |
定員 | 先着100人 |
対象者 | 診療放射線技師に限る |
受講料 | 6,000円 ただし,会員は2,000円 |
申込方法 | JART情報システム内のメニュー「生涯教育・イベント参加のお申し込み」からお申し込みください. |
申込期限 | 平成29年7月15日(土) |
プログラム | 13:00〜 受付 司会:医療被ばく安全管理委員会 五十嵐 博 13:20〜 開催あいさつ 日本診療放射線技師会 理事 横田 浩 13:30〜 「DRLの概要について」 医療被ばく安全管理委員会委員長 鈴木 賢昭 14:00〜 「訪問審査から見える医療被ばく低減施設認定への取り組み」 JCHO船橋中央病院 山本 進治 14:50〜 特別講演「環境放射線調査結果報告─低線量被ばくについて考える─」 群馬県立県民健康科学大学大学院 診療放射線学研究科 准教授 杉野 雅人 16:20〜 総合討論 16:50〜 閉会あいさつ |
本件に関する問い合わせ | 公益社団法人日本診療放射線技師会 TEL:03-5405-3612 インターネットから http://www.jart.jp/ (トップページの“お問い合わせ”より) |
以上