平成27年度 第3回 理事会開催される

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2015.09.01
 平成27年7月26日(日)午前10時から、湯河原商工会館で第3回理事会が開催された。初めに、中澤会長より3つの話があった。1つ目は、法令の改正について。業務拡大に関する診療放射線技師法の改正は、前回の改正から22年後であった。改正には5年もしくは10年の長期的な年月を要する。これらのことを考慮し、今後の診療放射線技師法の改正に向けて進めていくとした。2つ目は、臨床実習と指定規則の在り方について厚生労働省へ要望し、本会は厚労省と話を進めていくとした。3つ目は、胃検診の死亡事故についてであった。この件は、今後の法令改正に対して大きな影響を
与える可能性があるため、事故問題対策検討委員会を設置し、厚生労働省へ報告するとのことであった。

 本理事会は、過半数の理事の出席により成立した。本理事会では、7議題および29の報告事項があった。主な議題は「公益社団法人における業務執行理事について」「第77回定時総会について」「JART組織の一部変更について」であった。「公益社団法人における業務執行理事について」では、3人の候補者が議決された。「第77回定時総会について」では、開催日時や会場が決定された。「JART組織の一部変更について」では、業務実態調査委員会および国際部委員会の担当3役が変更となり議決された。

 主な報告内容は「X線発見120周年記念式典・祝賀会報告」「医学物理士国家資格化に関するJARTの考え方」「臨床実習のあり方委員会設置について(文部科学省・厚生労働省)」「業務拡大に伴う統一講習会について」「医薬発第188号通知の改正について」「胃検診事故問題対策検討委員会報告」「第31回学術大会準備報告」などであった。

 「医学物理士国家資格化に関するJARTの考え方」では、資料を基に学術担当より報告があった。職域を守る上でも国家資格化には異論があるが、重要なことは医療安全を担保することであるため、品質管理などの体制は必要であるとのことであった。本件の資料は9月号会誌に掲載予定である。「業務拡大に伴う統一講習会について」では、運営に人員を要するため、実習指導の補助を担うもの(実習指導の補助者)を認めるとのことであった。「第31回学術大会準備報告」では、本理事会の時点で400演題を超えた申し込みがあったと大会長 轟理事より報告があった。また今後、プログラム内容の最終確認および座長依頼を予定しているとの報告があった。最後に今後の予定の確認を行い、本理事会は無事に終了した。
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