第6回 ワークショップ開催される

ニュース
2015.09.01
 平成27年7月25日(土)から26日(日)の2日間にわたり、第6回ワークショップが湯河原商工会館で開催された。
 初めに、中澤会長から趣旨およびワークショップの進め方の説明があった。本ワークショップは理事および事務局職員が3つのグループに分かれ、1グループ6から7人で進められた。テーマは、本会でも重要な取り組みと考えられている「診療放射線技師養成教育はどうあるべきか」「放射線治療領域における専門技師制度はどうあるべきか」「診療放射線技師ワーク・ライフ・バランス─夜勤労働の在り方─」についてであった。これらの問題解決を図るためにKJ法を用いた。KJ法とは、ブレーンストーミングなどでカード化された多くの意見・アイデアをグループ化し、理論的に整理して問題解決の道筋を明らかにしていく方法である。本ワークショップでは、各グループで3回のグループ討論と3回のグループ発表があった。

 初めのグループ討論と発表では、問題点、意見やアイデアを可能な限り多く挙げ、問題提起を行った。2回目の討論と発表では、各問題点などに対して、因果関係や対立関係などの関連性を検討し、各問題点に対して重要性や緊急性を考慮して優先度を決定した。最後の討論および発表では、優先度の高い問題点などに対して、本会としての解決策、具体策や方策を創出した。

 ワークショップでは、小川副会長が司会を務め、以下の内容が発表された。

 「診療放射線技師養成教育はどうあるべきか」をテーマとしたグループでは、臨床実習の見直し、教員の質向上や教育制度の見直しが重要課題として提案された。対策では、指定規則や実習ガイドラインの改正が必要であると結論した。

 「放射線治療領域における専門技師制度はどうあるべきか」をテーマとしたグループでは、職域について、教育について、放射線治療技師の定数化などが課題として挙げられた。

 「診療放射線技師ワーク・ライフ・バランス─夜勤労働の在り方─」をテーマとしたグループでは、医療安全を担保することが重要であり、そのために人員を確保する必要があるとした。そのため本会ではガイドラインなどの作成が必要であるとグループでは結論した。

 最後に中澤会長が総括し、本ワークショップは終了した。
 以上
ページトップへ