診療用放射線に係る安全管理体制等における「安全利用のための研修の実施」に関する日本医師会Webサイトのご紹介

お知らせ
2020.10.20
 2020年10月20日
公益社団法人 日本診療放射線技師会
 
会員各位
 
 平素より、本会事業にご支援・ご協力を賜りまして、ありがとうございます。

 診療用放射線に係る安全管理体制については、「医療法施行規則の一部を改正する省令の施行等について(診療用放射線に係る安全管理体制等)」により、
 1,安全管理責任者の配置
 2,安全管理指針の策定
 3,安全利用のための研修の実施
 4,線量管理と線量記録等を行うこと
が既に通知されておりますが、このうち、3の研修実施につきましては、年1回以上行うこととされています。
 また、診療用放射線に係る安全管理に係る規定の施行期日は、「今年度から」とされておりますので、今年度中には、安全利用のための研修を実施する必要があります。

<ご参考>
 放射線診療に従事する者に対する診療用放射線の安全利用のための研修医療放射線安全管理責任者は、新規則第1条の11第2項第3号の2ロの規定に基づき、医師、歯科医師、診療放射線技師等の放射線診療の正当化又は患者の医療被ばくの防護の最適化に付随する業務に従事する者に対し、次に掲げる事項を含む研修を行うこと。また、当該研修の頻度については1年度当たり1回以上とし、研修の実施内容(開催日時又は受講日時、出席者、研修項目等)を記録すること。
 (1) 患者の医療被ばくの基本的な考え方に関する事項
 (2) 放射線診療の正当化に関する事項
 (3) 患者の医療被ばくの防護の最適化に関する事項
 (4) 放射線の過剰被ばくその他の放射線診療に関する事例発生時の対応等に関する事項

 一方、「当該研修については当該病院等が実施する他の医療安全に係る研修又は放射線の取扱いに係る研修と併せて実施しても差し支えなく、病院等が主催する研修の他、当該病院等以外の場所における研修、関係学会等が主催する研修を受講させることも含まれること。」とされています。

 現在「安全利用のための研修の実施」については、日本医師会が、「医療機関での診療用放射線の安全利用の研修(動画を用いた研修)について」と題するWebサイトを開設し、厚生労働科学研究費を用いた研究班により作成された「診療用放射線の利用に係る安全な管理の研修」の動画(監修:日本医師会)を、日本医師会作成の「解答記入書兼研修修了証」とともに、公開しておりますので、安全利用のための研修の実施にご苦労されている医療機関等にご紹介させて頂きます。
 以上
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