「診療放射線技師への業務の移管や共同化に係る意向調査」への回答ご協力のお願い(終了)

お知らせ
2020.09.08
2020年8月9日 
公益社団法人 日本診療放射線技師会
会長 上田 克彦

本調査は終了致しました。ご協力、ありがとうございました。

 現在、医師の働き方改革等、医療提供体制改革の議論が行われている中、2024年4月の「医師の時間外労働の上限規制の適用」に向け、医師の労働時間短縮を強力に進めていくための具体的方向性の一つとして、多職種の医療従事者の合意形成のもとで業務の移管や共同化(タスク・シフティング、タスク・シェアリング)が掲げられています。
 この対応として、「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」が立ち上がり、医療専門職種の法令等を改めて精査するとともに、タスク・シフト/シェアを進めていく上での具体的検討が行われており、本会としても医師の業務負担軽減とともに、診療放射線技師の業務拡大に繋がる取り組みとして、このタスク・シフト/シェアの検討に積極的に関与しています。
 今回、厚生労働省科学研究班において、タスク・シフト/シェアが検討されている診療放射線技師の行為について、安全かつ適切な実施体制を確保する観点から、既に業務として行為を行っている医師・看護師の方々の意見を踏まえた上で教育・研修を実施すべく、患者接遇や職種間連携、医療安全等の押さえるべき要点を明らかにすることを目的とした調査が実施されることとなりました。
 本調査の結果は、我々診療放射線技師の研修内容へ反映させることが予定されているとあり、今後の医師、看護師の働き方や職種間連携等について検討する上で資料として活用されることも期待されているとのことです。

 本会は、本調査を医師への負担軽減実現に必要なタスク・シフト/シェアの実現とともに、診療放射線技師における業務拡大の好機ととらえ、全面的にこの調査に協力致します。

対象となる我々の業務(行為)は、
 1)静脈路を確保し、造影剤注入装置及びRI検査医薬品を注入するための装置を接続する行為
 2)RI検査医薬品を投与するためにRI検査医薬品を注入するための装置を操作する行為
 3)動脈路に造影剤注入装置を接続する行為(動脈路確保のためのものを除く)、造影剤を投与するために当該造影剤注入装置を操作する行為
 4)下部消化管検査のため、注入した造影剤及び空気を吸引する行為
 5)上部消化管検査のために挿入した鼻腔カテーテルから造影剤を注入する行為、当該造影剤の投与が終了した後に鼻腔カテーテルを抜去する行為
の5行為となり、それぞれ、
 ア)研修会での教育内容として必要となる事項の有無(現在の職能で十分対応可能・特定の追加研修が必要)
 イ)実践する上で留意する事項の有無(現在の職能で十分対応可能・特定の留意事項がある)
について、回答する形式です。

 回答対象は、各行為に携わる「診療科の医師・看護師」となっております。

 是非、皆様の周囲で協働されている医師並びに看護師の方々に、本調査への回答をお願いして下さい。
調査実施に関する日程等は下記の予定です。

   実施時期:9月4日(金) まで

<回答方法>
 1)インターネット上のGoogleフォームへ直接入力して回答
 2)Excelファイルをダウンロードし入力後にファイルを本会へメール送信して回答
  ※エクセルファイルの提出先は、kimura あっと jart.or.jpまで。
  (あっとは@に置きかえ下さい。)




 本調査は終了致しました。ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。
以上
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