会告(8月)新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた本会主催の講習会などの対応方針について

お知らせ
2020.08.01
2020年81
公益社団法人日本診療放射線技師会
会長 上田 克彦
 政府が定めた「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(2020年3月28日(2020年5月25日変更)新型コロナウイルス感染症対策本部決定)において示されている今後の持続的な対策を見据え,「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年5月14日 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)を参考に,本会として感染拡大防止に向けて慎重に検討した上で,2020年度第4回理事会(2020年7月4日開催)で審議を行い,本会における「会場型講習会開催ガイドライン(新型コロナウイルス感染対策)」を作成しました.これにより,本会主催の講習会などの対応方針を以下の通り定めましたのでお知らせします.
  1.  本会主催の講習会などは,8月以降は「会場型講習会開催ガイドライン(新型コロナウイルス感染対策)」にのっとって感染対策を徹底した上で開催することと致します.
  2. 各地域と共催で開催するフレッシャーズセミナーなども同様に,8月以降は「会場型講習会開催ガイドライン(新型コロナウイルス感染対策)」にのっとって感染対策を徹底した上で開催することと致します.ただし,地域差を考慮し,開催の最終判断は各地域と致します.
  3. 今後,e-ラーニングも推進致します.
 以上
 (添付)

「会場型講習会開催ガイドライン(新型コロナウイルス感染対策)」

2020年7月
公益社団法人日本診療放射線技師会

1.本ガイドラインの趣旨
 本ガイドラインは,「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(2020年3月28日(2020年5月25日変更)新型コロナウイルス感染症対策本部決定)において示されている今後の持続的な対策を見据え,「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年5月14日 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)を参考に,本会主催の会場型講習会開催において,新型コロナウイルス感染症の感染防止のための取り組みを進めるために作成したものである.

2.感染防止のための基本的な考え方
 基本的には,新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく感染拡大防止策を徹底することが重要であり,そのための留意点は次の通りである.
(1)人との接触の回避,対人距離の確保(できるだけ2mを目安に)(ソーシャルディスタンス)
(2)感染防止のための受講者の適切な誘導(密にならないように対応.発熱またはその他の感冒様症状(咳・鼻汁・倦怠感など)および体調不良を認める人の入室制限を含む)
(3)入口および会場内の手指の消毒設備の設置
(4)マスクの着用(スタッフ・講師および受講者に対する周知)
(5)会場の換気(可能であれば2方向の窓を同時に開ける)
(6)会場内の消毒
(7)手洗い・咳エチケットの徹底
 なお,(2)の「密」とは,感染を拡大させるリスクや,クラスター(患者集団)発生のリスクを高める3つの条件,1) 換気の悪い密閉空間 2) 多くの人の密集する場所 3) 近距離での会話や発声が行われる密接場面─のいわゆる「三つの密」をいいます.

3.開催者が講じるべき具体的な対策
(1)開催前〜
1) 昼食を伴うスケジュールは極力避けること.
→どうしても避けられない場合は,後述する昼食時の注意を怠らないこと.

2)密にならないように,座学は2席程度(1m以上)空けて,前後は最低1m以上空けて着席(ソーシャルディスタンス)するよう,使用しない席は使えないようにテープなどを貼って設営すること.
→会場定員の3分の1から2分の1程度の人数で募集を行うこと.受講者数の上限は100人とし,それ以下にすること.

3) 講習会開始前に会場消毒(演台・机・ドアノブなど)を行うこと.
→消毒液の使用の可否については,借用施設に確認すること.

4) 会場は十分な換気を行うこと.
→建築基準法における必要換気量を十分満足できること. 
→外気による換気量増,できる限り窓を開けること.休み時間は出入口も開けておくこと.

(2)受講生受け付け時〜
1) 受け付け時はできる限り距離をとり,短時間で行うこと.
→受付スタッフと受講生の距離は90cm以上とること.受け付け待ちの人の距離は2m以上とること.フロアマーカーを設置するなど,人が密集しないように工夫すること.

2) 受講生の動線はなるべく一方向にすること.
→受講生同士がすれ違うことのないよう,可能な限り入口と出口を分けること.

3) 咳エチケットにご協力いただくこと.
→注意文書を配布(別紙)すること.
→ティッシュ・ごみ袋の準備をすること.

4) 入室前に講師・スタッフ・受講生の検温ならびに体調などの確認を行うこと.
→体温計(非接触型)は,現地で準備できれば現地で,準備できなければ本会で準備する.
→37.5度以上の人は入室させないこと.
→37.5度以上なくても,咳・くしゃみ・咽頭痛・全身痛など感冒様症状あるいは息苦しさ(呼吸困難),強いだるさのある人は入室させないこと.
→同居家族や身近な知人に新型コロナウイルス感染症の疑いがある人は入室させないこと.
→新型コロナウイルス感染症の疑いがある患者と濃厚接触のある人は入室させないこと.
→1カ月以内に海外渡航歴のある人は入室させないこと.

5) 入室前に講師・スタッフ・受講生共に手洗い・手指消毒を行っていただくこと.
→消毒液は,現地で準備できれば現地で,準備できなければ本会で準備する.

(3)講習中
1) 講師・スタッフ・受講生共にマスクを着用していただくこと.
→受講生は基本的に自身で準備(会告などに掲載),講師・スタッフは本会で準備する.
→講師は自身の講義の時はマスクを外してもよいが,受講生までの距離は2m以上保つこと.
→マイク・PC(マウス)の使い回しは避ける.使い回す場合,講師が変わったら消毒する.マイクの消毒法については施設に確認すること.

2) 実習時はできる限り距離をとること.講師からの説明は必要最小限にし,説明事項は紙などで配布すること.
→密集しないような実習とすること.
→受講生同士の会話はなるべく避けること.

3) トイレ休憩の時間は十分にとること.
→トイレ内で過密にならないようにすること.

4) 受講生同士の会話は極力避けていただくこと.
→特に休憩時間など,注意すること.

5) 飲食は極力避けていただくこと.
→昼食を挟まなければいけない場合は同じ方向を向いて食事すること.
→食事中に他の人との会話をなるべく避け,向かい合っての食事は避けること.

(4)その他
1) 開催時点での行政などの指示に従い必要な変更を行うこと.

以 上


 

咳エチケット
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