2019 Indonesia & Malaysia MRI education courses 出張報告

理事 江田 哲男

 2019年8月3日、4日に「アジアファンド」による東南アジア諸国への支援事業としてマレーシアとインドネシアへMRI技術の教育講演が行われた。昨年に引き続き私が支援講演に参加した事をご報告します。
 第1日目はマレーシアのクアラルンプールにある国立がんセンターで、第2日目はインドネシアのジャカルタにあるハリススイーツfxスディルマンホテルでレクチャーが開催された。
 レクチャーの内容は、3か国からテーマを分けて約50分の講義が行われた。台湾からは「The clinical application of Abdominal MR imaging in Taiwan」、韓国からは「Special MRI(fMRI,MRS,DWI,PWI)」、そして日本からは「The Basics and Case Studies of Head MRI」以上をテーマにしたレクチャーが2つの都市で行われた。
 マレーシアでは約150名の診療放射線技師と学生が参加され、インドネシアでは約60名のMRI検査に従事している診療放射線技師がレクチャーへ参加した。
 私が講義した内容は「頭部領域」であったため、「stroke」患者への検査方法やMRS・ASL等がどのように臨床現場で使用されているのか等について質問が多かった。
どこの国においても脳神経領域については、MRIは大きな役割をしている装置である事が理解できた。また、疑われる疾患へのシーケンス選択方法など診断に寄与する検査方法等へ積極的に知識を習得する姿勢を強く感じた。
 私は昨年もインドネシアで開催された同レクチャーに出席いたしましたが、韓国、台湾ともに昨年とほぼ同じメンバーでしたので、楽しく時間を過ごすことができました。
 今後は、このような貴重な経験を次世代の方々に伝えていきたいと思います。このような貴重な経験をさせていただきました中澤会長をはじめ、多くの方々に感謝申し上げます。
第1日目 マレーシア
第2目 インドネシア
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