ESR Michael Fuchsjäger第一副会長との会議が開催される

 2019年4月12日(土)、パシフィコ横浜でESR(European Society of Radiology)のMichael Fuchsjäger第一副会長との会議が開催された。JARTからは中澤会長、佐野副会長、熊代副会長、児玉理事が出席した。ESRとの会議は今年2度目であり、毎年4月に日本で会議が開催されている。
 会議の冒頭でMichael Fuchsjäger第一副会長からECR2019の報告があり、日本の診療放線技師の参加者数は126名、学生の参加者数は20名であったこと、また、Voice of EPOS Japanese Sessionを企画してくれたことへの謝辞が述べられた。次に、ECR2020についての議論がなされ、今年もESR corresponding membership 制度について日本の診療放射線技師向けに広報してほしいとの依頼があり、JARTとして広報することになった。このESR corresponding membership制度は、今年の8月31日までにメンバー登録すると、ECR2020の参加登録費が通常の参加登録費からディスカウントとなり、99ユーロになる制度である。また、ECR2020の演題登録締め切りは10月10日であるが、同時にshape your skillsプログラムの登録を行い採択されると、ECR2020の参加登録料を全額免除し、かつ宿泊費の一部を支給するプログラムも昨年同様に行うため、こちらについても日本の診療放射線技師向けに広報してほしいとの依頼があり、JARTとして広報することになった。ちなみに、ECR2019では、26名の日本の診療放射線技師がshape your skillsプログラムに採択されている。さらに、ISRRT meets Japan sessionを企画中であり、5月の理事会にて承認されれば、ECR2020開催期間中に実施されるため、シンポジスト等をJARTから推薦してほしいとの依頼もあった。
 国際的学術大会への研究発表促進は、JART会員や日本にとって非常に有益である。ヨーロッパにおける大きな組織がJARTに依頼してきたことは大変名誉であり、JARTの国際的認知度も徐々に上がってきている。今後もESRとの協議を進め、多くの会員がECRへ参加することを期待する。
本会役員とMichael Fuchsjäger第一副会長
中澤会長とMichael Fuchsjäger第一副会長
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