第52回大韓民国放射線士協会学術大会参加報告

各国代表者との記念撮影
 2017年10月27、28日にThe 52th Annual Meeting of Korea Radiological Technologists Association(第52回大韓民国放射線士協会学術大会)がThe K-Hotel Seoulにて開催されました。
 今回の学術大会は3月に役員が改選され、新たにWan-hee Woo会長になって初めての年次学術大会であり、アジア地域を中心に9ヵ国、約60名の外国人を含め、約2,000名が学術大会に参加しました。日本からは中澤会長、児玉理事が参加しました。
 大韓民国放射線士協会(KRTA)の会員数は約43,500名であり、ソウル市のみで約8,000名の会員数があり、全体の18.4%を占めています。また、ソウル市内にある4大病院の1つであるSamsung Medical Center(約2,000床)では、新たに陽子線治療センターが稼働しており、韓国では放射線治療の充実に非常に力を入れているとの話であった。
 また、韓国の病院で働く医療従事者の有給消化について問題となっており、有給日数は年間15日(3年以上の勤務で1日増しとなり、以降2年ごとに1日ずつ追加され、最大25日になる)であるが、半数程度しか消化されていないとのことであった。
 韓国の診療放射線技師教育については、現在45校の診療放射線技師養成校があり、23校が3年制の専門学校、22校が大学教育となっているが、専門学校の入学定員は1,580名、大学の入学定員は596名であり、大学教育への移行が、まだまだ十分ではないとの話であった。
各国代表者会議の様子
Samsung Medical Centerの陽子線治療センター
陽子線治療室
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