第50回中華民国医事放射学会学術大会参加報告

開会式での記念撮影
 2017年3月26日にThe 50th Annual Meeting of the Taiwan Society of Radiological Technologists (TWSRT) and the International Conference of Medical Imaging (第50回中華民国医事放射学会学術大会)が新竹市の元培医事科技大学(Yuanpei University)にて開催されました。
 今回の学術大会はTWSRTの第50回の記念大会であり、かつ昨年度に引き続き医用画像に関する国際会議も同時に開催されました。アジア地域を中心に13か国、約80名の外国人を含め、約1,500名が学術大会に参加しました。日本からは中澤会長、児玉理事をはじめ26名が参加しました。
 元培医事科技大学の初代理事長は島津レントゲン技術専修学校で勉学された経験があり、台湾の診療放射線技師養成大学の中で最も歴史のある大学です。TWSRTのChiung-Wen Kuo会長も元培医事科技大学出身で、現在は元培医事科技大学の診療放射線学科長を務めています。そのため、今回の第50回の記念大会は元培医事科技大学にて開催されました。
 今回の記念大会では、口述発表の約35%が英語での発表となっており、英語での発表をTWSRTでは推進しています。台湾の大学院には多くの外国人が留学していますが、元培医事科技大学にもベトナム、マカオ、ミャンマーなどから外国人が大学院に留学しており、今回の学術大会でも大学院生の多くが口述発表をしていました。日本からも2名が口述発表しましたが、日本からの口述発表が増加することを期待したいです。
 元培医事科技大学には放射線医学博物館も併設されており、台湾における画像診断機器の歴史、台湾における診療放射線技師教育の歴史、画像診断機器の展示などされています。さらに、これまでにアジア各国の国々とプレゼント交換されたものが全て展示されていました。
 次回のThe 51st Annual Meeting of the Taiwan Society of Radiological Technologists (TWSRT) and the International Conference of Medical Imaging (第51回中華民国医事放射学会学術大会)は平成30年3月11日(日)に予定されています。
 第51回大会は東アジア学術交流大会(EACRT)と併催となりますので、多くの会員の参加を期待します。
放射線医学博物館の前で
中澤会長とKuo会長
レントゲン技術専修学校の瀧内政治郎氏(日本診療放射線技師会初代会長)が元培医事科技大学を訪問した際の写真
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